ジュ・テーム、ジュ・テーム
タイムトラベル実験に参加した男が、〝時間〟の中に閉じ込められしまい、かつて愛し合った恋人との記憶をランダムに追体験することになるタイムトラベル・ラブストーリー。監督は、91歳で亡くなるまで革新的な映画づくりを続けたフランスの巨匠、アラン・レネ。1968年のカンヌ映画祭に出品されるも、五月革命の余波を受け映画祭自体が中止、その後興行的にも批評的にも芳しくなく、日本でも長らく劇場未公開だった。しかし、時を経て再評価が高まり、ミシェル・ゴンドリー監督の「エターナル・サンシャイン」(05年)やアルフォンソ・キュアロン監督の「ゼロ・グラビティ」(13年)に影響を与え、記憶や時間をめぐる作品の原点とも言え...
製作年 1967年 監督:アラン・レネ