「ドリーム・ホース」
ウェールズの村。夫と暮らすジャン(トニ・コレット)はパートと親の介護に明け暮れる日々を送っている。ある日、馬主経験があるという税理士のハワード(ダミアン・ルイス)の話を聞いて思いついたのが、競走馬を育てること。資金を出し合い、組合馬主となった村の人々とともに、ドリームアライアンス(夢の同盟)と名付けた馬を応援する毎日が始まる。 タイトルを見た瞬間、一獲千金を狙う人たちの物語に違いないと思った自分を恥じたくなる、実話を基にしたイギリス映画。胸の高鳴りを与えてくれる存在との出合いにより、弾んでいく日常が描かれる。レースの場面では勝利よりケガを心配する思いが痛いほど伝わり、感動はより大きなものに。...