「バビロン」
1920年代のハリウッド、サイレント映画の大スター、ジャック(ブラッド・ピット)がパーティー会場を訪れる。新人俳優のネリー(マーゴット・ロビー)は大胆な振る舞いでチャンスをものにし、スターへの階段を駆け上がる。ネリーと知り合った青年、マニー(ディエゴ・カルバ)も、ジャックの助手として業界への足がかりをつかむ。 ド派手なパーティーシーンは誘惑と堕落に満ち、道徳が乱れた罪深き都市バビロンは、ハリウッドを象徴している。繁栄したものはやがて廃れ、映画がサイレントからトーキーへ変革を遂げる中、ジャックら3人の運命が変わっていく様が悲しい。 下品な演出にはうんざりしたが、音楽やファッションのきらめきは...