「レイブンズ」 写真家・深瀬昌久の人生と異形の愛
父(古舘寛治)が営む写真館を継ぐことを拒み、北海道から上京した深瀬(浅野忠信)。自由でパワフルな洋子(瀧内公美)と運命的に出会った深瀬は、彼女を被写体にした作品を生み出すが、やがてふたりの思いはすれ違っていく。 1970年代に脚光を浴びた写真家、深瀬昌久の人生を映画化。監督・脚本は英国出身の元ミュージシャンで「イングランド・イズ・マイン モリッシー、はじまりの物語」のマーク・ギルが手がけた。団地の風景やファッション、歌謡曲からロックまで幅広い音楽が時代のムードを伝え、シャッターを切る音とともに深瀬が残した作品の数々が映し出される。ストレートな伝記映画に収まっていないのは、深瀬の分身ともいうべ...