TOP
タグ：マリアノ・コーン

マリアノ・コーン

Mariano Cohn

1975年11月30日生まれ

監督

「マリアノ・コーン」記事件数

2件

この１本：「コンペティション」　暴走する表現者の本性
よくできたブラックコメディーには、チクチクするような刺激がある。俗物根性の染みついた主人公、皮肉で意地悪な人間観察。笑っているうちに自分に返ってくるシニシズムの矢。ラテン圏の名優３人を配し、毒気たっぷりに映画製作の舞台裏を描く。製薬業界の頂点に立つ嫌われ者の大富豪が、自分の名前を残すために映画製作に乗り出した。ノーベル文学賞作家の小説の映画化権を買い、メディア嫌いの俊英ローラ（ペネロペ・クルス）を監督に据えた。ローラは主人公２人に大物俳優のイバン（オスカル・マルティネス）とフェリックス（アントニオ・バンデラス）を起用する。ストイックな演技派のイバンと大スターで自己顕示欲の塊のフェリックス、...
2023.3.17
映画は舞台裏が面白い　変人監督のむちゃな企て「コンペティション」：いつでもシネマ
映画製作の舞台裏を題材とする、思いっきりブラックなコメディーです。この映画づくりの舞台裏、バックステージを描く作品は、映画ジャンルのひとつと呼んでいいくらい、たくさんの傑作が発表されてきた分野です。数ある作品のなかから選ぶとすれば、ビンセント・ミネリ監督の「悪人と美女」、クリフォード・オデッツの戯曲をロバート・アルドリッチが監督した「悪徳」、そして何よりもロバート・アルトマン監督の「ザ・プレイヤー」の3本が筆頭じゃないかと私は思います。プロデューサーが憎たらしい3本この3本、映画は悪役に食われるのが常道だといえばそれまでですが、どの映画をとってもプロデューサーが憎たらし...
藤原帰一
2023.3.16
「ゴジラ×コング新たなる帝国」六つの魅力！　を徹底解剖
昨秋公開された山崎貴監督による「ゴジラ-1.0」の興奮冷めやらぬこの春、アメリカから同作を超えんばかりのモンスター映画がやってきた。ゴジラ70周年×「モンスター・ヴァース」シリーズ10周年作品「ゴジラxコング新たなる帝国」（2024年４月26日全国公開）である。すでに公開国では驚異的大ヒットを記録している。その魅力はいかなるものか？「ひとシネマ」編集部の目でご案内しよう。 ◎魅力１◎ゴジラとコングの位置付け「モンスター・ヴァース」でのゴジラ像は日本版ゴジラ像とは異なる。どこか宗教的なたたずまいを漂わす日本版に対して、「モンスター・ヴァース」版は、比類なき物理的パワーが...
ひとシネマ編集部
PR東宝
2024.4.25

関連映画情報

コンペティション
「ル・コルビュジエの家」（2009年）、「笑う故郷」（2016年）など、スタイリッシュな映像とシニカルなユーモアで独自の世界観の映像作家ガストン・ドゥプラットとマリアノ・コーンの二人が監督を務め、映画製作の過程を業界への皮肉を込めてユーモアたっぷりに描く。個性的でわがままな映画監督をペネロペ・クルス、うぬぼれたスター俳優はアントニオ・バンデラス、老練な舞台俳優にはオスカル・マルティネスが扮し、意地の悪い役柄とウィットに富んだセリフ、上品なタッチで炙り出される人間の滑稽な本性が陽気な笑いを誘うエンターテイメント作品。公開：2023年3月17日配給：ショウゲート ©2021 Mediapr...
製作年 2020年監督：ガストン・ドゥプラット監督：マリアノ・コーン