美術館から見た高倉健 西宮市大谷記念美術館学芸員・下村朝香さんが見た「俳優と時代」
「美術館から見た高倉健」と題して、追悼特別展「高倉健」巡回の美術館の学芸員から見た高倉健やその作品を語った記事を再掲載します。 2回目は西宮市大谷記念美術館学芸員・下村朝香さん執筆の5回シリーズ一挙公開です。 2018年04月27日掲載 1 非常線(1958年) 日本を代表する俳優・高倉健は1931(昭和6)年、福岡県中間市に生まれ、2014年、83歳で亡くなるまで、生涯で205本の映画に出演しました。56年に銀幕デビュー、12年公開の「あなたへ」が最後の出演作となりました。本展覧会では、高倉健が出演した205本全てから抜粋された映像を、モニター、プロジェクター合計29台で映像展示しま...
下村朝香
2022.4.23