まえだ あき
1985年7月10日 生まれ
母親を病で亡くし、一人きりになった君島賢司(松本享恭)。 彼は、心の赴くまま世界中を旅し塩原に移住した女性と出会い、今までの人生に疑問を抱く。「今まで自分はただ流されて生きていたのかも」初めての感情に戸惑う賢司に、想いを寄せる温泉旅館若女将の幼馴染や東京で働く元彼女、さらに、幼い頃に死んだと聞かされていた父親が現れ、穏やかだった賢治の心にさざなみが拡がる…。 ©Consent / Nasushiobara City
夫を事故で失った良子(尾野真千子)は、ひとりで息子を育てている。コロナ禍で営んでいたカフェが閉店し、スーパーのバイトと風俗店での仕事を掛け持ちして生活費をまかない義父の施設入居費を払う。良子は「夫の死への謝罪がない」と賠償金の受け取りを拒否し、苦労や屈辱を「頑張りましょう」と受け流す。第68回「舟を編む」で日本映画大賞、監督賞の石井監督が、今の世相を取り込んで、懸命に生きる母親の姿を描く。