「ぼくは君たちを憎まないことにした」 驚嘆すべき決意が生む希望
ジャーナリストのアントワーヌ(ピエール・ドゥラドンシャン)は妻のエレーヌ(カメリア・ジョルダナ)と幼い息子とともに、せわしないながらも幸せな毎日を過ごしていた。しかし、エレーヌがテロの犠牲となって、命を落としてしまう。アントワーヌはあふれ出てくる自分の気持ちをSNSにアップする。そこには息子とこれからいつも通りの暮らしを送ること、息子もまた「君たちを憎まない」とつづられていた。 テロ発生から2週間の出来事をつづった世界的ベストセラーを映画化。悲しみの渦中にいても小さな息子はぐずり、アントワーヌはいら立って声を荒らげる自分に嫌気が差す。自分が書いた前向きなメッセージに、自分自身が苦しめられるこ...