インタビュー:「カツベン」経験すれば絶対面白い 古くて新しい映画ライブ 弁士・大森くみこ
絶妙な「語り」でサイレント(無声)映画に新たな命を吹き込む活動写真弁士。いわゆる「活弁」に注目が集まっている。関西を拠点に活動する唯一のプロ弁士、大森くみこさんは、今年でデビュー10年。あらゆるジャンルの登場人物を「七色の声」で演じ分け、観客を魅了する。11月5日、大阪での上演会では、約100年前のサイレント映画「オペラ座の怪人」を現代によみがえらせる。大森さんに活弁とサイレント映画の魅力を聞いた。 大森くみこさん 活動弁士 首相と並ぶ高給取り……昔は ――活動写真弁士とは。 明治から昭和にかけ、日本の映画館ではサイレント映画を語りと生演奏で楽しんでいました。日本独自の文...
浦窪学
2022.10.28