王国(あるいはその家について)
「螺旋銀河」(2014年)で第11回SKIPシティDシネマ映画祭SKIPシティアワードと観客賞をダブル受賞した草野なつか監督による長編第2作。愛知芸術文化センター・愛知県美術館 オリジナル映像作品として製作された本作は、2017年に64分版が発表されて以降、再編集によって150分版が製作された。脚本は、「螺旋銀河」に共同脚本として参加し、「ハッピーアワー」(15年)などを手がけた高橋知由。 本作は、演出による俳優の身体の変化に着目。 脚本の読み合わせやリハーサルを、俳優が役を獲得する過程=〝役の声を獲得すること〟と捉え、同場面の別パターンまたは別カットを繰り返す映像により表現している。 ドキ...
製作年 2017年 監督:草野なつか