いわき市立美術館館長、杉浦友治さんが選んだ高倉健映画5選
「美術館から見た高倉健」と題して、追悼特別展「高倉健」巡回の美術館の学芸員から見た高倉健やその作品を語った記事を再掲載します。 3回目はいわき市立美術館館長(当時は副館長)、杉浦友治さんさん執筆の5回シリーズ一挙公開です。 「電光空手打ち」(1956年) 人柄浮かぶ手書きの文字 高倉健が生涯に出演した205本の映画すべてから、出演場面の抜粋映像を紹介し、初期から晩年にいたる演技や顔、しぐさなどの変遷を動画でたどるのがメイン展示です。また、スチール写真やポスター、高倉健が所蔵していた脚本36点も展示します。こうした貴重な資料からは、さまざまなことを考えさせられます。 初主演作「電光空手打ち...
杉浦友治
2022.5.06