Andrey Gusev
1958年10月25日 生まれ
「暴走機関車」などで知られるロシアのアンドレイ・コンチャロフスキー監督が手がけた実録ドラマ。1962年、ソ連の南部ノボチェルカッスクで、生活苦にあえぐ労働者による大規模ストが発生した。事態を重く見たフルシチョフ政権は高官を現地へ派遣。そして街の中心部で、デモ参加者や市民を狙った無差別銃撃事件が引き起こされる。 ノボチェルカッスクの虐殺と呼ばれる史実と向き合ったコンチャロフスキー監督は、白黒スタンダードの静謐(せいひつ)な映像で当時のソ連における市民生活を細やかに再現。模範的な共産党員であるシングルマザーの主人公リューダ(ユリア・ビソツカヤ)が、銃撃事件を間近で目の当たりにし、国家への忠誠心を...
2022.4.08
5年で日本を3000キロ縦断 東北の震災で家族を失ったジャーマンシェパード犬の多聞(たもん)は、離れ離れになった大切な人に会うため5年の歳月をかけて日本を3000キロ縦断する。その途中で出会った人々は多聞と過ごす時間のなかで心が癒やされ人生に希望を見いだしていく。人と人とをつなげながら旅する多聞はどこへ向かっているのか――。 「ラーゲリより愛を込めて」にもクロという犬が 瀬々敬久監督、林民夫脚本と言えば「ラーゲリより愛を込めて」が記憶に新しい。戦後10年、ラーゲリ(収容所)で強制的に働かされた日本人たち。この生活はいつまで続くのか、果たして祖国に帰れる日は来るのか……と希望を見い...
PR東宝
2025.3.10
1962年、ソ連南部のノボチェルカッスクで、労働者が生活改善を求めて大規模ストを敢行。事態収拾を図る党は、中央から鎮圧部隊を派遣する。実際に起きた市民虐殺事件を、シングルマザーの目から描く