1940年生まれ、作家、「光る川」原作:「長良川 スタンドバイミー一九五〇」(作品社)
ひとりの少年の眼差しを通し、近代化が進む高度経済成長期と、かつてまだ人が自然への畏怖を持っていた時代が交錯して描かれる。監督・共同脚本は、「アルビノの木」(2016年)や「リング・ワンダリング」(21年)など、自然への畏怖や人間の根源にある生命力を描いてきた金子雅和。岐阜出身の作家・松田悠八の「長良川 スタンドバイミー一九五〇」を原作に、長良川流域の土地・民話・伝承からインスピレーションを受けて物語をふくらませた。 物語の根幹を支えるお葉を演じるのは、Netflix映画「シティーハンター」のくるみ役を演じた華村あすか。お葉との悲恋の相手となる朔をNHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」の葵揚...