「ぬるま湯から出よ。自分で考え、行動しなさい」 プロデューサー、吉崎道代:女たちとスクリーン
アカデミー賞を受賞した「ハワーズ・エンド」「クライング・ゲーム」の日本人映画プロデューサー、吉崎道代さんのインタビュー最終回。著書「嵐を呼ぶ女 アカデミー賞を獲った日本人女性映画プロデューサー、愛と闘いの記録」(キネマ旬報社)を出版し、ロンドンから来日した吉崎さんは、映画の世界を目指す若い人に「ぬるま湯から早く抜け出して、自分の頭で考えなさい」と力説する。 苦労はなかった 「おしん」の世界は好きじゃない --ローマの映画学校に入って以降、長く映画界で仕事を続けてきた。 好きな仕事をやってきたのだから幸せだと思っている。「嵐を呼ぶ女」を出すのに「大変だったことや苦しかったこと...
鈴木隆
2022.10.19