きたくに こうじ
小説家、「かくしごと」原作:「噓」(PHP文芸文庫刊)
「かくしごと」で主演した杏は、ドラマなどのイメージを一新。理屈を超えた愛とうそで子供を守る母親を演じ、新たな〝代表作〟とした。関根光才監督は「生きてるだけで、愛。」(2018年)で鮮烈な長編監督デビューを飾った映像クリエーター。これが長編第2作だ。本作では虐待や認知症といった現代社会のリアルな課題を背景に置き、「ある事象をどう解釈するかを考えて創るのが好き」と語る。 他人を自分の子供と偽って…… 絵本作家の千紗子は、ある事情から長年連絡を絶っていた父孝蔵が認知症になったため、渋々故郷に戻り介護を始める。旧友の久江と会った帰宅途中に、久江が運転する車が少年をはねてしまう。記憶を失...
鈴木隆
2024.6.19
2月13日、東京・目黒の目黒パーシモンホールにて行われた第79回毎日映画コンクールの贈呈式。受賞者がそれぞれの喜びや感動を自らの声で伝えました。その模様の写真を日本橋室町のCOREDO室町1B1エスカレーター横にて展示します。監督・俳優部門受賞者が電照パネル・ルーファスにて掲示されます。パネルの中のQRコードを読み込めばひとシネマ内の第79回毎日映画コンクールの記事が読むことができます。期間は3月18日(火)~4月7日(月)。 なお、期間中イベントの模様を「#第79回毎日映画コンクール」を付けてX、Facebook、Instagramにアップすると抽選で 「 TOHOシネマズ日本橋 」 ...
PR三井不動産商業マネジメント
2025.3.10
「生きてるだけで、愛。」(2018年)で長編監督デビューした映像クリエイター、関根光才の2作目となる本作は、ミステリー作家・北國浩二による「噓」を原作に、一つの嘘をきっかけに、それぞれの〝かくしごと〟が明らかになっていくヒューマン・ミステリー。 長年確執のあった父・孝蔵(奥田瑛二)の認知症の介護のため、田舎へ戻った絵本作家の千紗子(杏)は、ある日、事故で記憶を失った少年(中須翔真)を助ける。少年に虐待の痕を見つけた千紗子は、彼を守るため、自分が母親だと嘘をつき一緒に暮らし始める。一つの嘘から始まった千紗子と少年、そして認知症が進行する父親の三人の生活は、次第に新しい家族のかたちを育んでいくが...