さいとう たかお
撮影「影武者」
黒澤明監督自身が見た夢を元にした、八つの物語でつづるオムニバス映画。「日照り雨」「桃畑」「雪あらし」「トンネル」「鴉」「赤富士」「鬼哭」「水車のある村」の8話。
シェイクスピアの「リア王」を黒澤明監督が翻案。戦国武将の一文字秀虎は家督を3人の息子に譲ろうと決意する。秀虎は反対する3男三郎を追放したものの、2人の息子太郎、次郎は跡目を巡って激しく対立。骨肉の争いが始まる。
武田信玄の死後、影武者として取り立てられた盗人が、次第に信玄になりきってゆくものの、やがて戦乱の中で命を落とすまでを描く。