公開映画情報を中心に、映画評、トピックスやキャンペーン、試写会情報などを紹介します。
2023.9.16
声優とキャッチボールをしながらキャラクターを一緒に作った。「アリスとテレスのまぼろし工場」公開舞台あいさつ
アニメーション映画「アリスとテレスのまぼろし工場」(毎日新聞社など製作委員会)の舞台あいさつが、公開2日目の16日、東京都内の映画館で行われた。あいさつには岡田麿里監督のほか、声優の榎木淳弥さん、上田麗奈さん、久野美咲さん、瀬戸康史さん、林遣都さんが登壇。
役柄について聞かれると、榎木さんは「自分も正宗のように、変えちゃいけないという現実社会の中で、悔しい思いをしたので役に共感をした」、上田さんは「睦実は自分の14歳の頃に似ている。本当の自分をまわりに出せなかった」、久野さんは「五実は真っ白な存在だが、2人に会って成長していろんな色がポタポタと染みこんでいって変わっていった」語った。
一方、正宗の父親役の昭宗役の瀬戸さんは「声優初挑戦で大好きなアニメーションに関われてワクワクした」とうれしそうに語り、物語の後半に正宗や正宗の母、そして町をも守ろうとする時宗役の林さんは「自己犠牲の上にも守りたいものがあるキャラクターに魅力を感じた」と冷静に語った。
岡田監督はキャスト全員に対して「最後まで絵がそろわない中、突破力を持って声を入れてもらい、キャッチボールをしながらキャラクターを一緒に作ってもらった。長い間制作してきたが喜びも悲しみもこの映画の中にある」とあいさつをした。
映画は、時間が止まり変わらないことが善とされる町で暮らす少年たちが、恋に落ちたことをきっかけに未来を切り開くファンタジー。
劇中に出てくる「自分確認表」にちなんで「将来の希望」を聞かれてフィリップで答える登壇者
榎木淳弥さん
上田麗奈さん
久野美咲さん
瀬戸康史さん
林遣都さん
岡田麿里監督