公開映画情報を中心に、映画評、トピックスやキャンペーン、試写会情報などを紹介します。
2023.9.13
「重いなって思われても、恋は衝動的だから仕方ない」IKKO、松村沙友理「アリスとテレ スのまぼろし工場」を語る
岡田麿里による完全オリジナルストーリーで、岡田の才能に惚れ込んだMAPPAの代表・大塚学が「岡田監督の作りたい世界を 徹底的に追求した作品を作りたい」と制作を決意した、MAPPA初のオリジナル劇場アニメーション作品となる「アリスとテレ スのまぼろし工場」(毎日新聞社など製作委員会)がいよいよ9月15日(金)より全国公開されます。
本作が〝恋する衝動〟を武器に未来へともがく少年少女を描くストーリーであることから、恋する気持ちへの理解が深いIKKOと、 大のアニメーション好きで知られる松村沙友理が登壇することとなった本イベント。登壇するなりIKKOは「まぼろし~!!」と お決まりのワードを繰り出し、マスコミ陣から大拍手が! 「イベントの話をいただいたときにマネージャーと、『アリスとテレ スのまぼろし工場』だから私呼ばれたのかな?って話してた(笑)」と明かすと、松村も「今日はまぼろし担当(IKKO)とアニメ担 当(松村)ということで呼んでいただけみたいで嬉しいです」と笑顔で挨拶をした。
制作:MAPPA × 脚本・監督:岡田麿里 × 主題歌:中島みゆき 映画の魅力を熱弁!
ひと足先に映画を観たIKKOは「自然の映し方が、実際の風景みたいに見えるところもあって『ここまでレベルが高くなってい るんだ』って驚いて。製鉄所の爆発事故をきっかけにすべてが一瞬にして変わっていく、ストップする話なんだけど、そこから どうやって脱出していくんだろうと思いながら観てて、恋の力ってすごいなぁ!って思いました」と絶賛!
乃木坂46時代に、岡田監督が脚本を手掛けた『心が叫びたがってるんだ。』の主題歌を務めたこともある松村は、「人生で岡田 さんの作品、めっちゃ観てる。みんなが憧れるような綺麗な青春じゃなくて、誰もが持つ苦い青春の思い出をリアリティを込め て描かれるのがとても上手」と岡田監督の魅力を熱弁。MCから衣装のテーマを聞かれると、「・・・・・・初恋です!ピュアだからこそ の衝動、私も映画を観て、こうゆう恋をしたいな、と思いました!」と作品への想いを語りました。
恋愛トークが炸裂!
さらには「<恋の衝動>がテーマってすごい面白いなって思って。恋がテーマの作品は多いと思うんですけど、感情を抑え込ま れるっていうのが今っぽいというか、共感できる方が多いと思う」と松村が語るとIKKOも、「時代的にそうだよね~。ここ4年くらい、世界中がみんな家から出ちゃいけないよか、そうゆう時代だったから、余計響くのかなって思う」と同感しました。
そんなIKKOは、恋の爆発は何回経験したか? という質問に対して、「恋愛の爆発は3回くらい。恋愛すると(周りが)何も見えな くなっちゃう!仕事しなくなっちゃうって言われるくらい(笑)」と恋に盲目な一面を明かし、さらに「20代の頃は衝動的にヒリ ヒリして、焦げるような、心が煮詰まっている感じだった」と20代のころの情熱的なエピソードを明かしました。
「どっちかっていうと、私は衝動を受け止める方かな。アイドルだったっていうのもあるし、ファンの方からの愛は衝動に似た ものを感じていた」と元乃木坂46らしい回答をした松村に対して、「現実~!!松村ちゃんは可愛いからよ~!あたしなんて受 け止めるの少なかった気がする~!」と自虐ネタで会場を笑わせました。
○×(マルバツ)トークで意外な恋愛観が明らかに…!
イベント中盤からは二人に<恋>や<衝動>にまつわる質問を○×の札で回答してもらうことに。一つ目の質問「衝動的に行動 してしまって、恥ずかしかった<初恋>の思い出はある?」にIKKOも松村も○と回答。IKKOは「20代の時、簡単に受け止める 癖があって。『花火大会に行こう、僕の家から見えるから』と言われて、誘われてるのかなって思ったけど違ったの。勘違い ~!!」という切ないエピソードを披露。
松村は「高校の入学式の時に、先輩に一目惚れした。部活紹介で剣道部の部長だと分かって剣道部に行ったけれども、よく考え たら剣道やったことないから入部せず、顔だけ見て帰った」と気まずいエピソードを明かしました。
続く二問目の「変化してはいけない世界で、恋をするなと言われたら我慢できる?」にIKKOは×、松村は○の札を挙げ、松村 は 「私は我慢できる派。恋愛以外でも楽しいことあると思っているので」と回答。IKKOは「できるとは思うんだけど、好きに なって仕方なかったら、胸がむずがゆくなってきてしまう。抑えきれない衝動ってあると思う。今の時代、家から出るなって言 われてもその日を楽しめるものが沢山ある。だけど、本当に好きになって、溶けそうなくらい好きになったら、衝動が走っちゃうかなって思う時もある」と正直な思いを吐露しました。
最後の質問「これだけは誰にも言えないどうしても衝動でやってしまうことはある?」に対して、IKKOと松村は○と回答。 IKKOは「恋よりも衝動的に反応しちゃうものがある、それは…食欲~!!昨日も17時以降は食べないって思っていたけど、深夜に気づいたら台所にあったキンパ全部食べちゃった!(笑)」と暴走する食欲を暴露!これには松村も「深夜のポテチ大好きで す!」とまさかの意気投合!そんな松村の衝動は愛犬。「犬のことが好きすぎて、顔にかぶりついちゃう!」と衝撃の告白をす ると、なんとIKKOも「分かる!やりたくなっちゃうよね~!鼻のあたりをかぷってね」と盛り上がり、会場をどよめかせました。
恋のお悩み相談!
ここで恋の大先輩であるIKKOに松村が<恋のお悩み>を相談! 少し神妙な面持ちで「好きを信用できない…」とお悩みを披露 すると、IKKOも「分かる~! 」と強く共感。IKKOが「好きって言われても、本当に好きなのかな? 信用していいのかな? っ て。昔はよく、『世界中で一番好き?』って聞いてた。確かめたくなっちゃう」と、松村も「好きだよって言われたら、どれく らい?って聞いちゃう。何年もかけて疑っちゃう。1日1回は好きって言われたい。メッセージみたら100件くらい溜まっていてほしい」と重めの愛を要求する2人にマスコミ陣がどよめくと、「ちゃんと好きって言ってます? 」と男性記者に松村が詰め寄 る場面も。IKKOは「惰性で好きって言われるとイラッとしちゃうよね。心から言ってくれているのかが大事。それを積み重ね ていく。信頼・信用の積み重ね。・・・・・・愛は積み重ね~!!」「重いなって思われても、恋は衝動的だから仕方ない」と名言が飛び 出し、恋愛トークは大いな盛り上がりをみせました。
最後に、本作の公開を楽しみにしている方々に向けて松村は「岡田麿里さんとMAPPAさんの個性がぶつかるとこんなに素晴ら しい作品が出来るんだなと。劇場の大スクリーンで観てもらえたら嬉しいです!」、IKKOは「閉ざされた世界に迷い込んだ時 に、希望が見えないとなかなか前に進めない。そんなときに打破していくのが恋の力。ぜひ皆さん観てください。勇気をいただ けます!」とメッセージを贈り、イベントは幕を閉じました。