出品決定を喜ぶ(左から)川村元気監督、長澤まさみ、菅田将暉、原田美枝子、永瀬正敏

出品決定を喜ぶ(左から)川村元気監督、長澤まさみ、菅田将暉、原田美枝子、永瀬正敏

2022.8.02

「百花」が第70回サン・セバスティアン国際映画祭≪オフィシャル・コンペティション部門≫に出品

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ひとしねま

ひとシネマ編集部

9月9日公開「百花」(毎日新聞社など製作委員会)が第70回サン・セバスティアン国際映画祭≪オフィシャル・コンペティション部門≫に出品されることが決定致しました!


サン・セバスティアン国際映画祭は、1953年から続いているスペイン最大の映画祭であり、カンヌ国際映画祭やベルリン国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭と並ぶ、重要な映画祭として位置付けられています。毎年の約200作品もの映画が上映され、来場者数は約20万人を記録、前回では全世界の注目を集めた「ドライブ・マイ・カー」も正式出品され、大きな話題となりました。記念すべき70回目の開催となる今年は9月16日(金)~24日(土)までの9日間開催される予定です。

そんなサン・セバスティアン国際映画祭のオフィシャル・コンペティション部門に「百花」が正式出品されたことが、スペインの現地時間で8月2日(火)11:00(日本時間で同日18:00)に発表されました! 長編初監督作品がコンペティション部門に選ばれるのは異例のことであり、昨年に引き続き、今年も邦画作品が現地の注目を集めそうです。映画祭の授賞式は24日(土)予定となっております。
映画祭に正式出品されたことを受け、菅田将暉は「撮影中から、なるべく多くの方に、そして世界中の方に観てもらえたら、と語っていた監督の願いが叶って嬉しいです。」、原田美枝子は「海外の映画祭の面白いところは、映画が日本という国を出て通じ合えるものになっているかどうかがわかるところだと思っています。なので反応がすごく楽しみですね!」と、喜びと期待のコメントを寄せました。
プロデューサーとしてサン・セバスティアン国際映画祭に参加した経験もある川村元気は「素晴らしい映画祭のコンペティション部門に初監督作を呼んでいただいたことを大変光栄に思います。記憶をめぐる親子の小さな物語が、日本の俳優たちのパフォーマンスが、国境を越えてどう受け止められるか、とても楽しみにしています。」と、監督としての喜びを熱く語りました。

世界中の観客の“記憶”にも刻まれる、感動作が誕生します――

菅田将暉(29)
撮影中から、なるべく多くの方に、そして世界中の方に観てもらえたら、と語っていた監督の願いが叶って嬉しいです。
映画も無事に公開を迎えられそうで、
さらにプラスして映画祭出品が決まったのは非常に喜ばしいことだと感じています。
 
原田美枝子(63)
海外の映画祭の面白いところは、映画が日本という国を出て通じ合えるものになっているかどうかがわかるところだと思っています。なので反応がすごく楽しみですね!
海外の皆さんにもいいねと思っていただけたらとても嬉しいです。
 
監督:川村元気 (43)
サン・セバスティアン国際映画祭は「怒り」という作品で以前訪れました。美しい街並みに、おいしい食事、立ち並ぶバルに世界中の映画人が夜な夜な集う、夢のような場所でした。素晴らしい映画祭のコンペティション部門に初監督作を呼んでいただいたことを大変光栄に思います。記憶をめぐる親子の小さな物語が、日本の俳優たちのパフォーマンスが、国境を越えてどう受け止められるか、とても楽しみにしています。

百花

レコード会社に勤務する葛西泉(菅田将暉)と、ピアノ教室を営む母・百合子(原田美枝子)。
ふたりは、過去のある「事件」をきっかけに、互いの心の溝を埋められないまま過ごしてきた。
そんな中、突然、百合子が不可解な 言葉を発するようになる。
「半分の花火が見たい・・・」
それは、母が息子を忘れていく日々の始まりだった。
認知症と診断され、次第にピアノも弾けなくなっていく百合子。やがて、泉の妻・香織(長澤まさみ)の名前さえ分からなくなってしまう。皮肉なことに、百合子が記憶を失うたびに、泉は母との思い出を蘇らせていく。そして、母子としての時間を取り戻すかのように、泉は母を支えていこうとする。
だがある日、泉は百合子の部屋で一冊の「日記」を見つけてしまう。
そこに綴られていたのは、泉が知らなかった母の「秘密」。あの「事件」の真相だった。
母の記憶が消えゆくなか、泉は封印された記憶に手を伸ばす。
一方、百合子は「半分の花火が見たい…」と繰り返しつぶやくようになる。
「半分の花火」とはなにか?
ふたりが「半分の花火」を目にして、その「謎」が解けたとき、息子は母の本当の愛を知ることとなる―――

ライター
ひとしねま

ひとシネマ編集部

ひとシネマ編集部

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