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2024.12.30
キム・スヒョンにパク・ウンビン、イ・ミンホなどスター出演作がズラリ! 2025年注目の韓ドラ5選
今年は、「私の夫と結婚して」「涙の女王」「ソンジェ背負って走れ」などの韓国ドラマがヒット。来年2025年も韓ドラの勢いは止まらず。すでに配信先が発表されている作品から、未発表のものまで注目している5作品を紹介する。
「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」© 2025 Disney and its related entities
「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」 25年3月ディズニープラスで独占配信予定
「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のパク・ウンビンと、「名もなき野良犬の輪舞」「ペパーミント・キャンディー」のソル・ギョングが共演する医療サスペンス。天才医師として期待されていた主人公セオク(パク・ウンビン)は、恩師であり指導医のドクヒ(ソル・ギョング)と衝突し、ある事件をきっかけに医師免許を剝奪されてしまう。どん底に突き落とされたセオクは、人知れず路地裏で手術を続け、ドクヒへの復讐(ふくしゅう)を誓う。
「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」「無人島のディーバ」と純粋無垢(むく)な役が続いたパク・ウンビンが、名優ソル・ギョングと対立する役で、2人の演技対決が大きな見どころ。キャストには、2人のほか「今、私たちの学校は…」のユン・チャンヨン、「悪人は生きている」のパク・ビョンウンなどが名を連ねる。
「ノックオフ」© 2025 Disney and its related entities
「ノックオフ」25年ディズニープラスで独占配信予定
「涙の女王」のヒットが記憶に新しいキム・スヒョン主演作。1997年、アジア通貨危機で失業者となった主人公が、違法のブランドコピービジネスで成り上がるさまを描く。順風満帆な人生から転落し、再び栄光をつかもうとする主人公ソンジュンをキム・スヒョンが演じる。
数々のドラマで高視聴率をたたき出してきたキム・スヒョンが、本作ではブランドコピービジネスの業界でトップへと上り詰めていく役に挑戦。犯罪に手を染めてしまう男をどのように演じるのか気になるところ。共演は、「この恋は不可抗力」のチョ・ボアなど。
「星がウワサするから」
「星がウワサするから」1月4日Netflix独占配信スタート
「大丈夫、愛だ」のコン・ヒョジンと「パチンコ」のイ・ミンホが共演するロマンチックコメディー。韓国初の宇宙ステーションを舞台に、宇宙飛行士イブ・キム(コン・ヒョジン)と宇宙旅行をするコン・リョン(イ・ミンホ)を描いている。
韓国の人気俳優コン・ヒョジンは、「椿の花咲く頃」(19年)以来、約5年半ぶりのドラマ出演ということでも注目を浴びている。主演2人のほか、「椿の花咲く頃」で共演したオ・ジョンセのほか、ハン・ジウン(「恋愛体質〜30歳になれば大丈夫」)、キム・ジュホン(「サイコだけど大丈夫」)、イ・エル(「私の解放日誌」)、イ・チョヒ(「イニョプの道」)、ホ・ナムジュン(「その電話が鳴るとき」)と共演者も豪華だ。
「21世紀の大君夫人(仮)」25年韓国で放送予定 日本での配信先未定
歌手や俳優として活躍するIUと、「ソンジェ背負って走れ」のピョン・ウソクが共演する本作は、韓国の地上波放送局MBCで25年に放送される予定のドラマ。21世紀の立憲君主制の韓国を舞台に、財閥の娘(IU)と王の息子(ピョン・ウソク)の身分差ロマンスを描く。
「麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」といったドラマや、是枝裕和監督の「ベイビー・ブローカー」に出演するなど幅広いジャンルの作品に出演するIUと、「ソンジェ背負って走れ」で一躍時の人となったピョン・ウソク。この2人のラブストーリーが、盛り上がらないわけがないだろう。
「ジャガイモ研究所(仮)」25年韓国で放送予定 日本での配信先未定
「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で注目を浴びたカン・テオの除隊後初のドラマで、「酒飲みな都会の女たち」「ミッション:ポッシブル」などで知られるイ・ソンビンが共演。ジャガイモに夢中な「ジャガイモ研究所」の研究員(イ・ソンビン)が、カン・テオ演じるベクホと出会い、大きな変化を迎える。
監督のカン・イルスと脚本家のキム・ホスは、「ソロモンの偽証」(16年)、「新米史官ク・ヘリョン」(19年)に続き3回目のタッグ。「新米史官ク・ヘリョン」はお仕事ドラマとしてもラブコメとしても定評があり、「ジャガイモ研究所」にも期待がかかる。