「MEMORIA/メモリア」Photo_Credit_Sandro KoppcKick the Machine Films, Burning, Anna Sanders Films, Match Factory Productions, ZDF-Arte and Piano, 2021

「MEMORIA/メモリア」Photo_Credit_Sandro KoppcKick the Machine Films, Burning, Anna Sanders Films, Match Factory Productions, ZDF-Arte and Piano, 2021

2022.7.11

忘れがたい体験たどり 髙橋佑弥

2022年もはや7月。上半期の映画界では、新作に加えてコロナ禍で延期されていた作品がようやく公開され、ヒットも続発。映画館のにぎわいも戻ってきた。ひとシネマ執筆陣が5本を選び、上半期を振り返ります。

髙橋佑弥

髙橋佑弥

①    「スティルウォーター」(トム・マッカーシー監督)
②    「KAPPEIカッペイ」(平野隆監督)
③    「MEMORIA メモリア」(アピチャッポン・ウィーラセタクン監督)
④    「ブラックボックス:音声分析捜査」(ヤン・ゴズラン監督)
⑤    「オフィサー・アンド・スパイ」(ロマン・ポランスキー監督)
 

見逃したものばかりだが

今年の劇場体験を顧みたとて思い浮かぶのは見逃した映画のことばかり。あれもこれも見られていない、落ち穂拾いもできていない、とてもではないが満足には選べない。けれど、どこかで観念して、その時々で面白がった記憶をたぐり寄せてみるしかない。
 

「KAPPEI カッペイ」©2022 映画『KAPPEI』製作委員会 ©若杉公徳/白泉社(ヤングアニマルコミックス)

たかが半年ではあるが、情けないことにすでに見た映画の多くを忘れてしまっているし、ろくにメモすらとっていないことが悔やまれるが、時におぼろげながら印象だけは強固に残っていることがあり、それは「忘れがたい」ということなのだろう。序列をつける苦労はこたえるので並びは便宜上のもの──実態は鑑賞順である。また、「今年上半期劇場公開新作」という唯一の選出条件ゆえ漏れたが「ジャッカス FOREVER」(配信のみ)、「Our Friend/アワー・フレンド」(昨年見逃し今年見た)もすばらしかった。
 
映画の推し事:週末の戦士が「平時」の東京に集結!「KAPPEIカッペイ」

ライター
髙橋佑弥

髙橋佑弥

たかはし・ゆうや 1997年生。映画文筆。「SFマガジン」「映画秘宝」(および「別冊映画秘宝」)「キネマ旬報」などに寄稿。ときどき映画本書評も。「ザ・シネマメンバーズ」webサイトにて「映画の思考徘徊」連載中。共著「『百合映画』完全ガイド」(星海社新書)。嫌いなものは逆張り。

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