ひとしねま

2022.5.27

データで読解:ジャンル広く復活さらに

毎週公開される新作映画、どれを見るべきか? 見ざるべきか? 毎日新聞に執筆する記者、ライターが一刀両断。褒めてばかりではありません。時には愛あるダメ出しも。複数の筆者が、それぞれの視点から鋭く評します。筆者は、勝田友巳(勝)、高橋諭治(諭)、細谷美香(細)、鈴木隆(鈴)、山口久美子(久)、倉田陶子(倉)、渡辺浩(渡)、木村光則(光)。

多くのジャンルで、新型コロナウイルス禍前の活況を思わせる展開となった。

2週連続1位の「シン・ウルトラマン」は、累積興行収入が20億円を超え、最終50億円が射程に入る。「死刑にいたる病」も中規模作品としてスマッシュヒット中。アニメはシリーズ歴代記録更新ペースの「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」に加えて、先週末2位の「映画 五等分の花嫁」が3億9000万円を記録する大ヒットスタート。

コロナ禍で最も客足が戻っていないのがシニア層だが、男女15~69歳の中で60代の意欲度が最も高い「大河への道」は初登場4位、公開週末で1億1000万円を記録した。供給が止まっていたハリウッド大作も復活の兆し。

マーベルの「ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」は前作の最終興収18億7000万円を超え、今も高稼働。「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」は前作の65億7000万円は難しそうだが、累積40億円を超えた。

今週末には、トム・クルーズ主演の「トップガン マーヴェリック」が公開。36年前の大ヒット作の続編で、男女とも50~60代で意欲度が高いが、誰もが楽しめる娯楽大作。映画興行のさらなる復活を象徴するヒットを期待したい。(GEM Partners代表・梅津文)

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