「アバウト・ライフ 幸せの選択肢」 ©2023.FIFTH SEASON, LLC.All Rights Reserved.

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2024.3.08

「アバウト・ライフ 幸せの選択肢」 柄に合ったキャラを演じる4人の名優

毎週公開される新作映画、どれを見るべきか? 見ざるべきか? 毎日新聞に執筆する記者、ライターが一刀両断。褒めてばかりではありません。時には愛あるダメ出しも。複数の筆者が、それぞれの視点から鋭く評します。筆者は、勝田友巳(勝)、高橋諭治(諭)、細谷美香(細)、鈴木隆(鈴)、山口久美子(久)、倉田陶子(倉)、渡辺浩(渡)、木村光則(光)、屋代尚則(屋)、坂本高志(坂)。

結婚を望んでいるミシェル(エマ・ロバーツ)と、なかなか踏み切れずにいる恋人のアレン(ルーク・ブレイシー)。若い2人は結婚生活についての話を親から聞こうと、両家の食事会を開く。しかし実はミシェルの父(リチャード・ギア)はアレンの母(スーザン・サランドン)と、アレンの父(ウィリアム・H・メイシー)はミシェルの母(ダイアン・キートン)と関係を持っていた。親たちはそのことを悟られまいと、あれやこれやと手を尽くす。

2組の〝不倫〟の程度に温度差はあるものの、幸せな結婚や人生の可能性について考えているところは共通点。なんとも無理のある設定だが、安定感のある4人の名優がテンポよくセリフを交わし、最後まで飽きさせない。知性あふれるキートン、ゴージャスで強気なサランドン、困り顔にも品があるギア、人の良さを感じさせるメイシーと、それぞれが柄に合ったキャラクターを演じているところも高ポイント。マイケル・ジェイコブス監督が、ベテランの俳優たちをまとめ上げた。1時間35分。東京・新宿武蔵野館、大阪・シネ・リーブル梅田ほか。(細)

異論あり

出演者や設定から、いくつになってもハラハラドキドキなドタバタラブコメディーを期待したが、次第にそれぞれが悩みや人生観を語り合うばかりの年相応な展開に。リアリティーや共感はあるかもしれないが、もう少しときめきが欲しかった。だってリチャード・ギアは相変わらずカッコいいのだから。(久)

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