谷口千吉監督の東宝版(49)の再映画化で、北海道のニシン漁場を舞台にダイナミックな男の世界を描く。北海道の強欲な網元・九兵衛(山形勲)の弱みにつけ込んで仕事を得る片目の無法者・ジャコ萬(丹波哲郎)。網元の息子・鉄(高倉健)は父の旧弊な人扱いに反発し、弱い漁師の味方となってジャコ萬と対立。しかしジャコ萬から昔、九兵衛が彼の船を強奪したことを聞く。ある大時化(おおしけ)の夜、漁師たちはストライキを起こし、九兵衛と対立する。(追悼特別展「高倉健」図録より)
「ジャコ萬と鉄」 DVD発売中 3,080円(税込) 販売:東映 発売:東映ビデオ
ジャコ萬と鉄
監督 :
出演 :
1964年
新着記事
黒澤明の大傑作「七人の侍」は、海外で今、どう見られているのか。メルボルン鑑賞リポート
フェイクニュースと陰謀論を疑似体験「エンタメ通してワクチンに」「フィクショナル」
自分の過去が暴かれるかもしれない恐怖を描くスリラー「ディスクレーマー 夏の沈黙」
高倉健没後10年「緋牡丹博徒 二代目襲名」をZ世代ライターが見た「強烈なインパクトを残す主役級の『瞳』」