宮城県気仙沼市唐桑半島鮪立(しびたち)の美しい入江を見下ろす高台にある民宿「唐桑御殿つなかん」。牡蠣の養殖業を営む菅野和享さんと一代さん夫妻は、東日本大震災の津波によって浸水した自宅を補修し、学生ボランティアの拠点として開放、半年間で延べ500人を受け入れてきた。学生たちから親しみを込めて「つなかん」と呼ばれたその場所は、2013年秋に民宿に生まれ変わり、一代さんは女将となる。民宿となった「つなかん」に引き寄せられるかのように、元ボランティアの若者たちが次々と集まり、地域を担う立場となっていく。そして、コロナ禍による民宿存続の危機の中で迎えた2021年3月11日。震災から10年という節目を機に、一代さんは大きな一歩を踏み出そうとしてた。
10年以上にわたり「つなかん」を記録したのは、当時テレビ報道の現場にいた現役ディレクターで、本作が初監督となる風間研一。菅野夫妻と親交がある俳優の渡辺謙が語りを担当。音楽を気仙沼出身のジャズピアニスト、岡本優子が書き下ろした。
公開:2023年2月24日
配給:ウッキー・プロダクション
©️2023 bunkakobo
![ただいま、つなかん](https://images.microcms-assets.io/assets/d247fcc9b85b413caf66458586629de0/79031f10feb04a1f8b6a85001b8f9c08/%E3%80%8C%E3%81%9F%E3%81%A0%E3%81%84%E3%81%BE%E3%80%81%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%82%93%E3%80%8D1_%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%C2%A9%EF%B8%8F2023%20bunkakobo.jpg)
公開日: 2023年02月23日
ただいま、つなかん
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2023年
配給 :
公式サイト: https://tuna-kan.com
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