西暦2024年を舞台にしたSF黙示録ブラック・コメディ。原作は、アメリカのSF作家ハーラン・エリスンが1969年にネビュラ賞・中長編小説部門を受賞した同名小説。バイオレンス映画の巨匠サム・ペキンパー監督作品の常連俳優、L・Q・ジョーンズがメガホンを執り1975年に製作された。これまで日本劇場未公開だったが、作品中でこの世が終わるとされる2024年が来年に迫るタイミングで日本劇場初公開される。少年ヴィックを演じるのは、当時25歳のドン・ジョンソン。後に主演を務めたTVドラマ「特捜刑事マイアミ・バイス」で一躍スターダムに駆け上がる。
西暦2024年、第4次世界大戦の核ミサイルで地球上は荒廃。遺伝子変異が起き、女性が生まれなくなっていた。生き残った者たちは、地上と地下シェルターに二分され、地上は食欲と性欲を満たそうとする奪い合いが繰り返されていた。テレパシーで会話することが出来る犬ブラッドはいつも腹を空かし、少年ヴィックは女性を求めて地上を彷徨っていた。ある日、地下から来た少女クイラを見つけたヴィックは、ブラッドの忠告も聞かず、彼女を追って地下世界へ向かう。果たして、そこは理想郷なのか。
A BOY AND HIS DOG © 1975, 1982, 1990 III LQJ, Inc. All Rights Reserved.
![少年と犬](https://images.microcms-assets.io/assets/d247fcc9b85b413caf66458586629de0/5508b22eeb01455a8a456d238cf8e80e/%E3%80%8C%E5%B0%91%E5%B9%B4%E3%81%A8%E7%8A%AC%E3%80%8D%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3A%20BOY%20AND%20HIS%20DOG%20%C2%A9%201975%2C%201982%2C%201990%20III%20LQJ%2C%20Inc.%20All%20Rights%20Reserved..jpg)
公開日: 2023年05月18日
少年と犬
監督 :
出演 :
原作 :
原題:A BOY AND HIS DOG
1974年 /アメリカ /90分 /PG12
配給 :
公式サイト: http://unpfilm.com/boydog2024/
新着記事
恋する乙女に勇気を与えるバイブル「時々、私は考える」人生に対する私たちの若干の恐れを粛々と肯定してくれた
この1本:「時々、私は考える」 美的な死の心象風景
特選掘り出し!:「めくらやなぎと眠る女」 村上春樹小説、初アニメ化
「お隣さんはヒトラー?」 ヒトラー南米生存説をモチーフにした意表を突く変化球