スペインの鬼才アレックス・デ・ラ・イグレシア監督のデビュー作。強烈なキャラクターたち、ポップな衣装、広大な砂漠の惑星、猥雑なバーのロケーション、そして、強烈なバイオレンス描写とユーモア。その反逆精神に満ちた才能に刮目した巨匠ペドロ・アルモドバルが製作を務めている。

美しい者だけが権力を握る近未来。胸に五キロの爆弾を抱えたケミスト、結合双生児の兄弟アレックスとアラン、怪力のM・Aら、そのな容貌や障害ゆえに迫害を受け、虐待を受けてきた7人からなるテロリスト集団＜アクション・ミュタンテ＞は、「美しいものは悪だ」の合言葉のもと誘拐、略奪、殺人を繰り返していた。ある日監獄から出所したボスのラモンを迎えて、パン製造業の大富豪オルホの娘パトリシアの結婚パーティに潜入。ミュタンテたちは客たちを次々と殺害、パトリシアを拉致した。しかし、身代金の引換え場所である惑星へ向かう途中、金のことでお互いを疑いはじめたミュタンテたちは、殺し合いをはじめる。

「ハイルミュタンテ! 電撃XX作戦」「未来世紀ミュータント」の邦題での日本公開から30年、新たに「アクション・ミュタンテ」とタイトルを更新し、2024年8月23日より、4K版で全国順次上映。

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