監督はウクライナ、ロシア、台湾など、その地域ならではの人間模様を描き続けてきた今関あきよし。本作は、鹿児島の美しい風景を舞台に、心はぐれた人たちに寄り添い、傷ついた主人公が人との出会いや不思議な体験を通して成長していく物語。主人公、美巳(みみ)役を演じるのは、「神田川のふたり」(2022年)や「ぬいぐるみとしゃべるひとはやさしい」(23年)に出演した鹿児島出身の上大迫祐希。美巳の親友で、心に痛みを抱える希良(きら)役を「僕の町はお風呂が熱くて埋蔵金が出てラーメンも美味い。」(23年)でヒロインを演じた原愛音が演じている。
唯一の家族だった父親を亡くし、心に穴があいたままの美巳(上大迫祐希)は、父の代わりに店を切り盛りする伯母・嘉子(佐伯日菜子)との向き合い方もわからず、訳もなく当たり散らしてばかり。目前に控えた美大の卒業制作も手を付けられず落ち着かない日々を過ごしていた。そんな美巳に不可思議な変化が起こり始める。見えないはずのモノが見え、聞こえるはずのない声や音が聴こえるようになってしまうが。
Ⓒ2023「青すぎる、青」製作委員会
公開日: 2023年11月03日
青すぎる、青
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2023年 /日本 /103分 /G
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公式サイト: http://is-field.com/ao/index.html
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