奥嶋ひろまさによる同名人気コミック（「別冊少年チャンピオン」連載中）を映画化。監督は、KDDIauの「三太郎」シリーズなど多くのCMを手掛け、広告賞も多数獲得している浜崎慎治。映画は、「一度死んでみた」（2020年）に続く2作目となる。テレビドラマ「花咲舞が黙ってない」シリーズや、「恋です〜ヤンキー君と白杖ガール」など、ラブコメ作品に定評のある松田裕子が脚本を担当した。主人公のバンパイア・森蘭丸役にを、NHK大河ドラマ「青天を衝け」や 映画「キングダム」シリーズ、「ぼくが生きてる、ふたつの世界」（24年）では第16回TAMA映画賞最優秀男優賞を受賞した吉沢亮。蘭丸に血を狙われる天真爛漫ピュアボーイ・立野李仁役には、俳優活動に留まらず、アートやキャスターなどの様々な分野で活躍をみせている板垣李光人。李仁の初恋相手で、蘭丸の正体がバンパイアであることを確信し、彼に恋心を抱くようになる葵役を「恋わずらいのエリー」（24年）や映画・ドラマ「【推しの子】」など注目作への出演が続く原菜乃華が演じている。

銭湯で住み込みバイトとして働く森蘭丸（もり・らんまる）の正体は、450歳のバンパイア。究極の味わいである「18歳童貞の血」を求め、銭湯のひとり息子である立野李仁（たつの・りひと）15歳の成長と純潔をそばで見守る日々だ。しかしある日、李仁がクラスメイトの篠塚葵（しのづか・あおい）にひと目ぼれ。恋が成就してしまえば、それすなわち童貞喪失の危機。突如訪れた絶体絶命のピンチに「恋をさせてはなるものか」と、蘭丸による決死の〝童貞喪失阻止作戦〟が幕を開ける。