2024年に映画デビュー30周年を迎える名優ユアン・マクレガーと、実の娘で俳優・プロデューサーのクララ・マクレガーがダブル主演で親子役を演じる。実生活では、ユアンが22年間連れ添った妻と離婚、5年後の再婚の際に娘クララが猛反対したことが大きな話題になる。疎遠な時期もあった2人だが、クララが父へ1つの脚本という〝ラブレター〟を送ったことが本作の始まりとなった。アメリカで社会問題となっている依存症の親子間での連鎖を描いた本作は、フィクションでありながらマクレガー親子の関係性を感じさせる物語。2023年サウス・バイ・サウスウエスト映画祭でワールドプレミア上映された。

何年も疎遠だった娘のドラッグ過剰摂取をきっかけに、父は彼女をニューメキシコ州に向かう旅に連れ出す。こじれた関係を修復したくても、どうすれば2人の溝を埋められるか分からない。娘は父との美しい過去を思い出しながらも、自分を捨てた父を許すことができず反発を繰り返す。旅の目的地が近づいてきた時、2人はお互いが抱える問題と向き合うことになる。

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