第36回東京国際映画祭のコンペティション部門に公式出品された、小松菜奈・松田龍平ダブル主演作「わたくしどもは。」を手がけた富名哲也監督のデビュー作。佐渡島の美しい風景を舞台に、家族と少年少女の出会いと別れが綴られる。
少年アオ(田中日月)は、誕生日のプレゼントを買いに行ったまま帰ってこなくなった父のことをバケモノにさらわれたと思っていた。ある日、アオの前に謎の転校生・小夜子が現れる。里親に育てられ、同じく孤独を感じている小夜子(新音)はアオと心を通わせる。義肢制作を生業にしているアオの母ミドリ(内田也哉子)は、幼馴染(萩原聖人)から思いを寄せられ心が揺らいでいる。アオの祖父(内田裕也)は子どもたちの未来を案じている。そんなある夜、里親に辛い仕打ちを受けた小夜子がアオの元を訪ねてくる。深夜、二人はミステリアスなバスに乗って、アオの父親が幼い頃に見たというバケモノが現れた海へと向かう。
©️テツヤトミナフィルム
公開日: 2023年11月09日
ブルー・ウインド・ブローズ
予告編を見る:
監督 :
出演 :
プロデューサー :
2017年 /日本 /80分 /G
配給 :
公式サイト: https://bluewindblows.com/
新着記事
期待を裏切らない面白さ! クレーアニメの最高峰シリーズ最新作「ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!」
「映像の鬼才」デビッド・リンチ監督を悼む 鮮烈な映像美に酔った「ツイン・ピークス」と「ブルーベルベット」
毎日映画コンクール3冠「夜明けのすべて」 「作品が愛されたことはうれしい。でも監督賞は……」 三宅唱監督
日本版「グラディエーター」大泉洋の魅力を再認識させた「室町無頼」は、2025年にまず見るべき一作だ