1960年代初頭、ナチス残党がチリに設立した「コロニア・ディグニダ」(現在名:ビシャ・バビエラ)は、労働・秩序・清廉さといった〝規範〟を基にした一見美しい共同体。しかし、その裏では独裁者パウル・シェーファーによって洗脳、武器の密輸、政治的反対派の拷問、殺人、児童虐待など、ピノチェト政権下で隠され続けてきた悪名高い拷問施設だった。エマ・ワトソン主演、フロリアン・ガレンベルガー監督「コロニア」(2015年)や、クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ監督のストップモーションアニメ「The Wolf House(英題)」(2018)でも題材にされてきた、チリの負の歴史を少年のまなざしから描く。
奨学生としてコロニア・ディグニダの学校に通い始めた12歳の少年・パブロは、入学してすぐに集団を統治するパウル様の〝お気に入り〟に選ばれる。しかし、それは彼にとって地獄の日々への入り口だった。
© 2021 Quijote Films - Rampante Films - Mandra Films – Klinkerfilm – Autocroma - Séptima films
公開日: 2023年06月08日
コロニアの子供たち
予告編を見る:
監督 :
出演 :
原題: Un Lugar Llamado Dignidad
2020年 /チリ、フランス、ドイツ、アルゼンチン、コロンビア /99分
配給 :
公式サイト: https://colonia-movie.com/
新着記事
体に触れるお仕事について「本日公休」背中で語る理髪師の生き様
大ヒット公開中「インサイドㆍヘッド2」スタッフが日本人とのコラボレーション短編映画で快挙!
この1本:「ヒューマン・ポジション」 繊細さに硬派なひと筆
特選掘り出し!:「ぼくのお日さま」 思春期へ柔らかなまなざし