パリ・オペラ座バレエ団で、エトワールをめざすエリーズだったが、夢の実現を目前にしながら、「ラ・バヤデール」のステージでジャンプの着地に失敗し、足首を痛めてしまう。医師から踊れなくなる可能性を告げられたエリーズに、ブルターニュでの仕事が舞い込む。才能あふれるアーティストたちに練習の場を提供する瀟洒なレジデンスで、料理係のアシスタントを務めることになったのだ。そこで、今を時めく注目のダンスカンパニーと出会い、独創的なコンテンポラリーダンスが生み出される過程を目撃するエリーズ。やがて、誘われるまま練習に参加したエリーズは、未知なるダンスを踊る喜びと新たな自分を発見していく。
監督は、「猫が行方不明」(1996年)でベルリン国際映画祭で映画批評家協会賞を受賞、「家族の気分」(96年)、「パリの確率」(99年)、「PARIS パリ」(08年)など、パリを舞台にした作品を手掛けてきたセドリック・クラピッシュ。長年のバレエ・ダンスファンであり、パリ・オペラ座バレエ団のエトワールであるオーレリ・デュポンのドキュメンタリー「オーレリ・デュポン 輝ける一瞬に」(10年)や、パリ・オペラ座の依頼でステージを撮影してきた。主人公エリーズを演じるのは、パリ・オペラ座バレエ団のプルミエール・ダンスーズで、クラシックとコンテンポラリーを自在に行き来するマリオン・バルボー。映画初出演にも拘らず主演に抜擢された。エリーズが出会うダンスカンパニーの主宰者に、コンテンポラリー界の奇才として名を馳せるホフェッシュ・シェクターが本人役で出演している。
© 2022 / CE QUI ME MEUT MOTION PICTURE - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINEMA Photo : EMMANUELLE JACOBSON-ROQUES
公開日: 2023年09月14日
ダンサー イン Paris
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原題:EN CORPS
2021年 /フランス、ベルギー /118分 /G
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公式サイト: https://www.dancerinparis.com/
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