永遠の待ち人

©太田慶

公開日: 2025年06月05日

永遠の待ち人

ドストエフスキーの短編「白夜」に着想を得て、「白夜」とは違う設定、エンディングの物語を「狂える世界のためのレクイエム」(2015年)や「桃源郷的娘」(18年)の太田慶が映画化した。妻に去られた主人公・泰明役は太田監督の全作品に出演している永里健太朗。永遠の愛を信じ、帰ってこない恋人を3年待ち続けているヒロイン・美沙子を演じるのは、「ビリーバーズ」(22年)の北村優衣。主人公の妄想の中の妻・麻美を舞台「応天の門」で初めて明治座に立った高崎かなみが演じる。さらに、美沙子の元恋人・慎一役で釜口恵太、泰明が過去の反省を吐露する相手・相沢役で藤岡範子、泰明の同僚・岡崎役でジョニー高山が共演する。

泰明(永里健太朗)は、仕事中心で家庭を顧みることがなかったことで、妻の麻美(高崎かなみ)に去られ、ショックで鬱になり会社を休職している。ある日、ぼんやり道を歩いていた泰明は、美沙子(北村優衣)とぶつかり、美沙子がバッグから落としたナイフを拾う。美沙子の後を追い、ベンチで本を読んでいる美沙子に話し掛けると、美沙子は「愛は信じることです」と、恋人・慎一(釜口恵太)を3年間毎日そのベンチで待ち続けているという。美沙子に心惹かれ、彼女のもとに通い始めた泰明は、美沙子が迷いなく話す愛の定義を聞く度、自分と元妻の関係を反省する。泰明は、もし自分だったらと考え、「何か変えてみることでこの悪循環から抜け出せるような気がする」と提案してみるが…。

公式サイト: https://eien-machibito.com/

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