「ザ・ウォーク」（2015年）や「フレッシュ」（2022年）への出演で知られるフランス系カナダ人俳優のシャルロット・ル・ボンの初長編監督作品。日本でも人気のバスティアン・ビベスによる「年上のひと」（リイド社刊）を原作に、思春期を迎える少年と少女のひと夏を16㍉フィルムならではの映像美で映し出した。本作は、第58回シカゴ国際映画祭でゴールド・ヒューゴ（新人監督賞）を受賞のほか、第41回バンクーバー国際映画祭Emerging Canadian Director賞、第18回ブカレスト国際映画祭最優秀賞を受賞。

もうすぐ14 歳になる少年バスティアン（ジョゼフ・アンジェル）は、母親（モニア・ショクリ）の親友ルイーズのもとでひと夏を過ごすため、家族4 人でケベックの湖畔にあるコテージを訪れる。深い自然に囲まれて過ごすうち、大人びた雰囲気の３つ年上のルイーズの娘・クロエ（サラ・モンプチ）に惹かれていくバスティアンは、彼女を振り向かせるため幽霊が出るという湖へ泳ぎに行くが。

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