終わりなき男女の対決を描く1969年のイタリア製〝ウルトラ・ポップ・アバンギャルド・セックス・スリラー〟。日本ではこれまで紹介された形跡がなく、ほとんど誰にも知られてこなかった作品。「黄金の七人」（1965年）、「女性上位時代」（68年）、「愛の嵐」（73年）のフィリップ・ルロワと、マリオ・バーバやルチオ・フルチ作品にも出演したドイツ人俳優ダグマー・ラッサンダーが主演する。

拷問技術の達人という裏の顔を持つ慈善財団大幹部セイヤーは、ジャーナリストのメアリーを拉致監禁し、ハイテク装備満載の秘密のアジトで、肉体的、精神的凌辱の限りを尽くす。だが、恥辱を受けても微笑むメアリーはセイヤーの想像を遥かに超え、セイヤーは弱音を吐き始める。

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