監督は、中央オーストラリアのアリススプリングス出身で、アボリジナルピープルの映画作家であるディラン・リバー。本作は、オーストラリア映画テレビ芸術アカデミー(AACTA)賞2019ドキュメンタリー撮影賞、スクリーン・プロデューサーズ・オーストラリア賞長編ドキュメンタリー最優秀作品賞にそれぞれノミネートされた。
ライダー、観客、アリススプリングスの町にとって、単なるバイク競技以上の意味を持つ「フィンク砂漠レース」。レース完走を目指す下半身不随のレーサー、バイクでいっぱいの車庫に住みながらフィンクレース参加を夢見る者など、命をかけて砂漠を駆け抜けようとするのは、なぜなのか。「砂漠の王者」の称号を賭けた闘いが幕を開ける。
2024年2月3日(土)ユーロスペース(東京都渋谷区)にて開催の「オーストラリア先住民映画祭 2024」で日本初上映。