監督は、 オーストラリア・カイテチェ族の出身で、アリススプリングスで生まれ育ち、長編デビュー作「サムソンとデリラ」（2009年）がカンヌ国際映画祭カメラドールを受賞したウォリック・ソーントン。本作は、ベルリン国際映画祭パノラマ部門最優秀短編映画賞を受賞した。

先住民コミュニティ向けラジオ局のＤＪケニーの元には、刑務所の中にいるリスナーに贈りたいという曲のリクエストがひっきりなしに届く。彼のの番組「グリーン・ブッシュ」がはじまると、ラジオ局には地元の老人たちが集まりだす。コミュニティラジオ局が担う社会的な役割を、一夜の出来事を通して描いていく。

2024年2月3日（土）ユーロスペース（東京都渋谷区）にて開催の「オーストラリア先住民映画祭 2024」で日本初上映。