JAYWALKのヴォーカリストとして活躍した中村耕一と、圧倒的歌唱力で注目される新星の歌姫・遥海が紡ぐ音楽ファンタジー。監督・脚本は、写真家で映像作家でもあるロバート・フランクのドキュメンタリー映画「A Weekend with Mr. Frank」(1997年)を手がけ、2014年に初の長編劇映画となる「ブルー・バタフライ」を監督、高倉健のドキュメンタリー映画「健さん」(16年)で第40回モントリオール世界映画祭 ワールド・ドキュメンタリー部門最優秀作品賞、2017年に同作品で第26回日本映画批評家大賞ドキュメンタリー賞を受賞した日比遊一。
かつてロックスターとして一世風靡したが、ある事件がきっかけで音楽を封印し、ビルの清掃会社で働きながら質素に暮らしている「男」(中村耕一)。仕事場とアパートを往復するだけの日々を送る男にとって、かつて男のファンだった同僚の寺田(山口智充)が、唯一心ゆるせる相手だ。男の隣人は会社の同僚の「女」(遥海)だった。夜な夜な女と母親(高岡早紀)の激しいやり取りが男の部屋に響き渡ってくる。ある日男は、公園で一人口ずさむ女の歌声に大きく心を揺さぶられる。男は、女の才能を確信し、昔の同僚である音楽プロデューサーの矢吹(竹中直人)にその歌を聴くよう頭を下げる。矢吹に断られながらも通い詰める男。女の可能性を信じたアシスタント望月(岡崎紗絵)のサポートもあり、女は次第にチャンスを掴んでいく。そして、男もまた自分の歌が、他人の心に灯をともすことに気づかされる。
© 2024 ジジックス・スタジオ
公開日: 2024年10月10日
はじまりの日
予告編を見る:
監督 :
出演 :
脚本 :
プロデューサー :
撮影 :
照明 :
録音 :
サウンドデザイン :
整音 :
ミキサー :
美術 :
スタイリスト :
衣装デザイン :
ヘアメーク :
編集 :
2024年 /日本 /107分 /PG12
配給 :
公式サイト: https://hajimarinohi.jp/
新着記事
横浜流星主演リメーク版と見比べてみては⁈ 韓国オリジナル版「わかっていても」
「映画は映画館で」「暴力を消費するな」 イタリアの名匠からほとばしる映画愛と現代への提言
だれもが主役になれるクリスマス「ラブ・アクチュアリー」 優しさにあふれた勇気の物語
魔性の女・令和のナオミに溺れた中年男が見つけた〝生きる意味〟 「痴人の愛」