白鍵と黒鍵の間

公開日: 2023年10月05日

白鍵と黒鍵の間

原作は、現役のジャズミュージシャン南博がピアニストとしてキャバレーや高級クラブを渡り歩いた青春の日々を綴った回想録「白鍵と黒鍵の間に -ジャズピアニスト・エレジー銀座編-」。共同脚本の冨永昌敬監督と高橋知由が大胆にアレンジし、南博がモデルの主人公を〝南〟と〝博〟という2人の人物に分けて、3年のタイムラインがメビウスの輪のようにつながる物語を紡いだ。〝南〟と〝博〟を一人二役で演じるのは、「ちょっと思い出しただけ」(2021年)や「シン・仮面ライダー」(2023年)などの実力派、池松壮亮。共演は、博の大学時代の先輩で、南のバンド仲間でもあるピアニスト千香子役にNHK ドラマ「大奥」での好演も記憶に新しい仲里依紗、刑務所からシャバに出てきたばかりのチンピラ〝あいつ〟役に「ヒメアノ~ル」(2016年)や「前科者」(2022年)の森田剛が扮している。

昭和63年、年の瀬の銀座。ジャズピアニスト志望の博(池松壮亮)は、キャバレーでピアノを弾いていたが、ある曲のリクエストが大きな災いを招くことを知らずに演奏してしまう。その曲をリクエストできるのは銀座界隈を牛耳る熊野会長(松尾貴史)だけであり、許されているのは会長のお気に入りのピアニスト、南(池松壮亮・二役)だけだった。博は夢を追い、高級クラブのハウスバンドを目指す一方、南は音楽を聴かない酔客の前で演奏する日々に嫌気が差していた。彼らの運命が絡み合い、先輩ピアニストの千香子(仲里依紗)や銀座の高級クラブのバンマス(高橋和也)、アメリカから来た歌手のリサ(クリスタル・ケイ)らを巻き込み、時空が交錯するミステリアスな一夜が展開される。

Ⓒ2023 南博/小学館/「白鍵と黒鍵の間に」製作委員会

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公式サイト: https://hakkentokokken.com/

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