静岡県に暮らす、生まれつき目が見えないイーちゃん（小長谷唯織）と、重い障がいをもつ2歳下の弟・息吹の25年を追ったドキュメンタリー。本作は、2018年に公開された「イーちゃんの白い杖」に、新たな映像も加えた「特別編」。フジテレビ系列28局で放送され、2023年日本民間放送連盟賞 テレビ・グランプリを受賞した。

盲学校に通うイーちゃんは、「どうして自分だけ違うのか」と疑問を抱き始める。たくさんの友だちと離れ離れになり、いじめを経験し、大好きなピアノに触れても晴れない心…。自殺という二文字が頭をよぎったとき、隣には病と向き合う弟がいた。次々にやってくる挫折や苦難、数えきれないほど立ちはだかる壁をひとつずつ乗り越えた先に、幸せはやってくる。

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