安芸高田市の石丸伸二市長（当時）をモデルとした劇団トラッシュマスターズの2月公演「掟」、その脚本を映画プロデューサー奥山和由が目にしたことが本企画立ち上げのきっかけ。企画検討から公開まで半年を切るというスピード感で実現させた。現実と並走した〝フィクション〟による、人間と政治を深堀りするブラックユーモア政治エンタメ映画。

高村誠也（石丸伸二氏をモデルとした主人公）は、市長選挙に立候補、見事当選した彼は世界で一番住みやすい街を目指し、政治腐敗の払拭と財政再建を図る。 だが、議会中に市議会議員の一人が居眠りをしたことを受け、その事実をSNSで拡散する。そのことをきっかけに、新人市長と議会側の対立は激化。選任が叶わなかかった二人目の副市長、地方都市としては喉から手が出るほど欲しいはずの経済効果をもたらす大手衣料雑貨食品メーカー無印企画の出店は…。市長が、任期中に成し得がことは、何だったのか。そして、その志は、次はどこへ向かうのか。

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