まるで伝染病の様に、悪魔の憑依が人々に広がっていく救いのない絶望的な物語をショッキングな映像表現で描くオカルト・ホラー。監督・脚本は「テリファイド」(2017年)を手がけたアルゼンチンの鬼才・デミアン・ルグナ。シッチェス・カタロニア国際映画祭でラテンアメリカ作品として初めて最優秀長編映画賞を受賞した。
悪魔に魂を乗っ取られ、体が腐敗していく〝悪魔憑き〟が人々の生活に暗い影を落としている時代。〝悪魔憑き〟は、古くから伝わる7つのルールを守って適切に処理されなければ、悪魔の力がまるで伝染病のように広がって人々を蝕み、やがてこの世の終わりが到来するという。ある日、ペドロとジミーの兄弟は村の外れに変死体を発見し、さらには近隣の住民が家族に出た〝悪魔憑き〟を隠していることに気付く。2人は7つのルールに従って慎重に対処しようとするが、伝承を信じない人々の無謀な行動によってタブーは犯され、村は〝悪魔憑き〟で溢れかえってしまうのだった。最愛の家族を守るべく、ペドロとジミーは安全の地を求めて途方もなく彷徨い始める。
公開日: 2025年01月30日
邪悪なるもの
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原題:Cuando acecha la maldad
2022年 /アルゼンチン、アメリカ /100分 /R15+
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公式サイト: https://klockworx.com/movies/jaakunarumono/
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