風が吹くとき

公開日: 2024年08月01日

風が吹くとき

「スノーマン」や「さむがりやのサンタ」で知られる作家でイラストレーターのレイモンド・ブリッグズによる同名の原作を、自らも長崎に住む親戚を原爆で亡くした日系アメリカ人のジミー・T・ムラカミが監督を務め、1986年にイギリスで映画化されたアニメーション作品。冷戦時代の真っ只中にあった当時、愛らしいキャラクターと温かみのあるタッチとは裏腹に、核戦争の恐怖を強く印象付けた。音楽を元ピンクフロイドのロジャー・ウォーターズが手掛け、主題歌「When the Wind Blows」をデビッド・ボウイが歌っている。日本では1987年に公開され、日本語吹替版を大島渚監督が担当し、主人公の夫婦ジムとヒルダの声を森繁久彌と加藤治子が吹き替えたことでも話題になった。

イギリスの片田舎で暮らすジムとヒルダの平凡な夫婦は、2度の世界大戦をくぐり抜け、子供を育てあげ、今は老境に差し掛かっている。ある日ラジオが、新たな世界戦争が起こり核爆弾が落ちてくると知らせ、ジムは政府のパンフレットに従ってシェルターを作り始める。先の戦争体験が去来し、二人は他愛のない愚痴を交わしながら備える。そして、その時はやってきた。爆弾が炸裂し、凄まじい熱と風が吹きすさぶ。すべてが瓦礫と化した中で、生き延びた2人は再び政府の教えにしたがってシェルターでの生活を始めるのだが…。

2024年8月2日(金)より、日本語吹き替え版を全国順次公開。

©︎MCMLXXXVI

公式サイト: https://child-film.com/kazega_fukutoki/

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