原作は、身分を隠して高級娼館に潜入し、実際に働いた体験を描いたエマ・ベッケルの小説「La Maison」。その大胆な取材方法に、フェミニストたちから激しく批判を浴びたものの、同時にアンダーグラウンドで生きる女性たちのリアルな姿が大きな共感を呼び、16カ国でベストセラーを記録した。監督は、原作者の強い希望で、「ワンダーボーイ」（2019）で注目された気鋭の女性監督アニッサ・ボンヌフォン。主人公エマ役は、ファッションモデルとしても人気急上昇中のアナ・ジラルドが演じている。

フランスからベルリンに移り住んだ27才の小説家エマ（アナ・ジラルド）は、作家としての好奇心と野心から、有名な高級娼館「ラ・メゾン」に娼婦として潜入する。危険と隣り合わせの娼婦たちの日常や、孤独、恋愛の悩み。そこでの日々は、エマにとって新たな発見に溢れていた。

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