「6歳児は世界のどこでも同じようだけれど、12歳になる頃には、⽇本の⼦どもは〝⽇本⼈〟になっている」。そう考えたドキュメンタリー監督の山崎エマが、東京世田谷区の協力のもと、区立塚戸⼩学校にて2021年4月から1年間、150⽇、700時間に及ぶ撮影を行い、日本の公立小学校の日々をつぶさに記録したドキュメンタリー。
イギリス⼈の⽗と⽇本⼈の⺟を持ち、「モンキービジネス:おさるのジョージ著者の⼤冒険」(2017年)や「甲子園 フィールド・オブ・ドリームス」(19年)のドキュメンタリー作品で知られる山崎監督は、大阪の公立小学校を卒業し、インタナショナルスクールを経てアメリカの大学に進学した経験から、〝責任感〟や〝勤勉さ〟など、自身の強みは大阪の公立小学校での学びに由来することに気づく。「⼩学校が鍵になっているのではないか」との思いを強めた山崎監督は、日本の公立小学校から未来の日本を考える映画を企画する。そして、許可が降りる小学校を見つけるまでに6年を費やし、コロナ禍による延期を経てようやく撮影を実現する。
桜満開の中での入学式から、集団⽣活の⼀員としての規律と秩序について学んでいく1年生と、そしてそれを手助けする6年生の日々をカメラは追う。そしてコロナ禍という異常な事態。教師たちによる安全と犠牲の議論。防災訓練、運動会、遠足、そして6年生は進学に向けての準備。社会の一員として生きていくために、ものごとをやり遂げる責任感や、そこで得られる達成感を感じて学び、また誰かのために何かをする喜びも体験していく子どもたちの姿を映し出していく。
公開日: 2024年12月12日
⼩学校〜それは⼩さな社会〜
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共同編集 :
特別撮影 :
カラリスト :
2023年 /⽇本、アメリカ、フィンランド、フランス /99分
配給 :
公式サイト: https://shogakko-film.com/
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