「オオカミの家」(2018年)のチリの監督デュオ、クリストバル・レオンとホアキン・コシーニャによる長編。ひとりの⼥優の〝演技〟を通じて、ネオナチ哲学を広めたチリの作家、ミゲル・セラーノの物語を浮かび上がらせ、チリの暗部に潜むナチス・ドイツの影を探っていく。
女優で臨床心理学者でもあるアントーニア(アント)・ギーセンは、謎の幻聴に悩まされる患者の訪問を受ける。友人の映画監督レオンとコシーニャに彼の話をすると、2人はその幻聴は実在したチリの外交官にして詩人、そしてヒトラーの信奉者でもあったミゲル・セラーノの言葉であることに気づき、これを元にアントの主演映画を撮ろうと提案する。2人に言われるがまま、アントはセラーノの人生を振り返る映画の撮影を始めるが、いつしか謎の階層に迷い込み、チリの政治家ハイメ・グスマンから、国を揺るがすほどの脅威が記録された映画フィルムを探す指令を受ける。カギとなる名前は〝メタルヘッド〟。探索を始めるアントだったが、やがて彼女に危機が待ち受ける。
ピノチェト政権下で行方不明になった子どもたちを追悼する短編アニメーション「名前のノート」(2023年)を同時上映。
公開日: 2025年02月07日
ハイパーボリア人
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原題:Los hiperbóreos
2024年 /チリ /62分
配給 :
公式サイト: https://www.zaziefilms.com/loshiperboreos/
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