ヨハンナ・シュピリの児童書「アルプスの少女ハイジ」は、日本でも1974年のTVアニメで広く知られ、世代を超えて愛され続けているスイスが誇る名作。そのスイス出身の監督とプロデューサーがB級エログロバイオレンスバージョンにアレンジした本作は、スイス映画初の〝エクスプロイテーション映画〟。過激なシーンが本編で随所に繰り広げられているため、ハイジなのに「R18+」指定。

スイス大統領のマイリは、自身が経営するチーズ製造会社を儲けさせるために、自社製品以外のすべてのチーズを禁止する法律を制定。ハイジの恋人のペーターは禁制のヤギのチーズを闇で売りさばく闇チーズディーラーであることがバレて、見せしめにハイジの眼前で処刑されてしまう。さらに唯一の身寄りであるおじいさんまでもマイリの手下に山小屋ごと包囲されて爆死。愛するペーターと家族を失ったハイジは、復讐を胸に誓い、母国を開放するため、邪悪な独裁者に戦いを挑む。

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