谷崎潤一郎が1928年に発表した名作「卍」の令和版映画化。監督は、瀬々敬久監督作品の初期に多く脚本を手掛け、近年では「溺れるナイフ」(2016年)やドラマ「生きるとか死ぬとか父親とか」のシナリオを手掛けた井土紀州。主演の光子役は、いまおかしんじ監督作「遠くへ,もっと遠くへ」(22年)で主演を果たした新藤まなみ。相手役の園子を「ちょっとかわいいアイアンメイデン」(14年)や「ジムノペディに乱れる」(16年)に主演した小原徳子が演じる。
服のセレクトショップオーナー・柿内園子(小原徳子)は、良いモデルがいないかと夫の孝太郎(大西信満)に相談したところ、若い女性・光子(新藤まなみ)を紹介される。光子は孝太郎が偶然立ち寄った喫茶店の店員だった。さっそく光子を起用して新作服の撮影をすると、光子がモデルになった服は若い客を中心に飛ぶように売れ、園子と光子は仕事を通して親しくなっていった。ある日、2人は撮影と称して海岸までドライブする。夕暮れになっても帰りたくない2人はどちらともなく唇を重ねる。園子が光子を強く求めると、光子はそれを喜ぶように受け入れる。そして、2人はしだいに激しく愛し合うようになる。だが後日、ショップに光子の彼氏だと名乗る男・エイジ(黒住尚生)がやってくる。光子と園子の関係に気付いているエイジは「光子を二人で共有しよう」と言い出す。そして同じ頃、孝太郎が2人の情事の証拠を見つけ出す。
©2023「卍」製作委員会
公開日: 2023年09月08日
卍
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2023年 /日本 /104分 /R15+
公式サイト: https://www.legendpictures.co.jp/movie/manji/
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