人気も人望も野心もなく、恋人もずっといない。うだつのあがらない五十路の二代目落語家の人情味あふれるほろ苦い生き様を描く。監督・脚本は、「くそガキの告白」(2012年)や「生きててよかった」(22年)の鈴木太一。蜷川幸雄演出の舞台に何度も立ちながら下積みを重ねた個性派、野辺富三が初主演する。共演は、「凪の憂鬱」(23年)で高崎映画祭最優秀新進俳優賞を受賞した辻凪子、名バイプレーヤー渡辺哲、片岡礼子、今野浩喜など、個性的な実力派が顔をそろえた。
師匠であり父でもある勘造(渡辺哲)の高座名「萬大亭勘太」を襲名した二代目の落語家・斎藤太紋(野辺富三)50歳。父と比べられることを嫌い古典落語から逃げ、ウケもしない自作の新作落語ばかりを続けている太紋は、まったく人気がなく、弟弟子の勘乃助(今野浩喜)にも小馬鹿されている始末だ。ある日、売れない若手漫才師の濱本希子(辻凪子)は、太紋の高座を偶然に鑑賞し、そのネタをアレンジして自身の漫才に取り入れてみる。漫才オーディションの反応も上々だった希子は、ネタのお礼に太紋を母の陽子(片岡礼子)が経営するスナックに連れてくるが…。
公開日: 2025年02月07日
みんな笑え
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2024年 /日本 /105分
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公式サイト: https://minnawarae.com/
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